最終更新日:2020年7月21日(火)
牧草地の植生と雑草を見極める~松前町新規参入予定者向け研修を開講
令和2年7月6日、普及センターでは「草地管理」(第2回目)の研修講師を担当しました。
前回(5月29日)の『北海道の主要牧草の栽培管理』に続いて、今回は特にイネ科雑草の判別にポイントをおいて、町営牧場で「植生調査」を実施しました。
畜産経営者は「どのような品質で、和牛に牧草を提供するべきか」、いつでもイメージしながら営農しなければなりません。初めての「植生調査」で、牧草地には牧草のほか色々な草があることを認識してもらいました。
午後からの講義では、牧草地に普通に見られる四大雑草を画像をもとに詳しく解説。また、当地区(道南)ではここ特有の厄介な雑草が数多く侵入しており、それらの草姿と生態について紹介しました。
町営牧場では本年度、一部採草地の単収データを積み上げています。研修生には2番草の収量調査にも参加してもらい、秋に本年度実施した「草地管理」の総括を予定しています
足下に見える草を採取 歩いて植生調査
チモシーの特徴である球茎を確認 講義で牧草地内の草種を解説
※松前町では畜産農家を志す2名(研修生)が、令和2年度から畜産実習に励んでいます
※松前町の畜産農家では、町営牧場で採草された牧草を和牛に給与しています