特定感染症検査(HIV・肝炎ウイルス・梅毒)について

特定感染症検査(HIV・肝炎ウイルス・梅毒)について

〇匿名・無料で、HIV検査と肝炎検査、梅毒検査を実施しています。
〇検査結果は当日お伝えします。
〇3種類(HIV・肝炎・梅毒)同時に検査を受けることも可能です。
※函館市民の方は、市立函館保健所へご相談ください。

<申込・相談先>

☆HIV検査の申込先
・エイズ専用ダイヤル:0138-47-9166
☆肝炎検査・梅毒検査の申込先
・渡島保健所 健康推進課健康支援係:0138-47-9548

受 付 時 間  :平日(月~金曜日)9:00~17:00
※検査は完全予約制で、月2回実施しています。詳細はお問い合わせください。

<検査の流れ>

専用電話により「HIV検査希望」あるいは「エイズの相談」とお伝えください。
 ↓
検査希望の場合、検査日時を予約します。
 ↓
[当日]
渡島保健所まで来庁いただきます。
検査説明とカウンセリングのあと、採血をおこないます。
 ↓(約1時間後)
検査結果の説明
 ※陰性と明確に判定できない場合、または陽性が疑われる場合は、確認検査が必要です。
  確認検査の結果について、約2週間後に来庁いただき、結果説明をおこないます。

<ウインドウピリオドについて>

  • HIVや肝炎ウイルス、梅毒に感染しても、すぐには血液中に抗体が検出されません。抗体ができるまでには、個人差がありますが2~4週間かかると考えられています。
  • また、検査で判定できるまでにはさらに数週間かかると考えられています。この間はHIVや肝炎ウイルス、梅毒に感染していても、検査では「陰性(=感染していない)」という結果が出ることになり、正確な判断ができません。この時期のことを「ウインドウピリオド」と呼びます。
  • そのため、検査で正確な結果を得るためには、感染の可能性があった機会(例:性行為、歯ブラシ・カミソリ・ピアスなどの共有など)から3ヶ月以上経ってから受検する必要があります。

エイズ(HIV)について

HIV/エイズとは?

  • 早期に発見し治療を開始できれば、HIV感染していてもエイズを発症することなく、感染前と変わらない生活を送ることができるようになりました。
  • しっかり治療を受けていれば、性行為によって他の人へ感染させることもありません。
  • HIV感染症の治療には社会保障制度があり、経済的負担が軽減されます。
  • HIV(エイズ)に感染したかどうかを知るためには、血液検査を受けるしかありません。

HIV/エイズに関する相談は、下記ダイヤルでも受け付けています

はばたき福祉事業団北海道支部
専用フリーダイヤル:0800-800-3662(道内のみ無料)
相 談 受 付 時 間 :平日(月~金曜日)10:00~16:00

肝炎ウイルスについて

ウイルス性肝炎とは?

  • ウイルス性肝炎とは、A・B・C・D・E型などの肝炎ウイルスの感染によって起こる肝臓の病気です。中でもB型、C型肝炎ウイルスについては、感染すると慢性の肝臓病(肝硬変、肝臓癌、慢性肝炎)を引き起こす原因ともなります。
  • 肝炎になると、肝臓の細胞が壊れることで肝臓の働きが悪くなり、倦怠感・食欲不振・吐き気・黄疸などの症状が出ることがあります。しかし、実際は自覚症状のないことが多いと言われています。

とくに肝炎ウイルス検査を受けた方がよい方

B型肝炎・C型肝炎の主な感染経路は次のとおりです。

B型肝炎C型肝炎
・母子感染
・性交渉
・注射器の使い回し
・適切に消毒していない器具でピアスの穴をあける、入れ墨をいれる
・手術などの医療処置
・注射器の使い回し
・適切に消毒していない器具でピアスの穴をあける、入れ墨をいれる

梅毒について

梅毒とは?

  • 梅毒は、梅毒トレポネーマという病原体により引き起こされる感染症です。
  • 感染後約3週間で、感染した場所(性器・肛門・口など)に、できもの・しこり・ただれ等ができます。治療しなくても1か月程度で自然と症状は消えますが、感染力はあります。そして、感染後約3ヶ月程度経つと、手のひらや足の裏など、全身に発疹ができます。症状は数週間~数ヶ月で消えますが、この時も感染力はあります。
  • 梅毒は一度治療して完治しても、免疫ができないので何度でも感染します。そのため、パートナーも治療しなければ自分が治療してもまた感染してしまいます。
  • また、妊婦が梅毒に感染した場合は、流産・死産・早産の危険性が高まる他、生まれてくる赤ちゃんに先天性の障害を引き起こすことがあります。(先天梅毒)

梅毒が急増しています!

  • 現在、梅毒患者報告数は男女ともに増加しています。2022年には、1999年に感染症法に基づく調査が始まって以降、最も多い報告数(3677件)となりました。2024年4月現在も全国と同様、全道で増加傾向にあります。
  • 梅毒の流行を止めるためには、早期診断・早期治療が重要です。
  • 性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が出現するなど、少しでも疑わしい症状があれば医療機関を受診しましょう。

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