春の野山ではヒグマに注意!! Warning: Brown Bear Activity Higher in Spring
ヒグマは国内では北海道のみに生息する日本最大の陸生哺乳類で、北海道の豊かな自然を代表する野生生物です。北海道の山野はどこでもヒグマの生息地であり、野山に入ればいつでもヒグマに出遭ってしまう可能性があります。
ヒグマによる事故を防ぐには、ヒグマに出遭わないようにすることが一番大切です。
また、今年は3月から昨年よりも気温が高い日が多く(気象庁データより)、雪解けが早い可能性があります。雪解けが早まるとヒグマも活動を開始する時期が早くなることがあるため、十分ご注意ください。
危険な場所・時間帯には野山に入らない
- ヒグマの出没情報に注意し、ヒグマが目撃されている場所は避けましょう
- 早朝や夕方、薄暗い時間などには野山に入ってはいけません
野山に入るときは
- 複数人で入山し、一人にならないようにしましょう
- 鈴やラジオなど、音が鳴るものを携行し、ヒグマに人の存在を知らせましょう
- ヒグマのフンや足跡を見つけたら、すぐに引き返しましょう
- ゴミはヒグマを引き寄せます。必ず持ち帰ってください
休日のヒグマパトロール
渡島総合振興局では、普及啓発のため休日にヒグマパトロールを実施しています。山菜採りなど、野山に入っている皆様にお声がけをすることもありますのでご了承ください。
ヒグマ(野生生物)との共生とは……
「ヒグマ(野生生物)との共生」とは、仲良くふれあうことではありません。
人間側が野生生物の営みを尊重し、距離を保ち、関わらないことです。
ヒグマとの事故を起こさないために、しっかりと準備をして道南の自然を楽しみましょう。