今年(令和6年)は、小樽市で3名の尊い命が奪われた飲酒ひき逃げ事件から10年を迎えます。
北海道では、2014年7月13日小樽市で3人の命が、2015年6月には砂川市で一家4人の命が、悲惨な飲酒運転によって奪われました。
道民1人1人が自主的に行動し、1日も早く北海道から飲酒運転を根絶し、安心して暮らすことが出来る社会が実現されるよう、道民の総意として2015年12月「北海道飲酒運転の根絶に関する条例」が施行されました。
飲酒運転を伴う交通事故の状況
飲酒運転が伴う交通事故実態
区分 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | |
人身事故件数 | 97 | 94 | 92 | 72 | 86 | |
傷者数 | 131 | 112 | 112 | 91 | 121 | |
死亡事故件数 | 7 | 7 | 5 | 4 | 6 | |
死者数 | 7 | 10 | 5 | 4 | 6 |
※1当原付以上(北海道警察本部交通部データ)
飲酒運転による交通事故の致死率は、飲酒なしの4.7倍!!
(北海道警察本部交通部データ)
飲酒運転根絶広報動画
飲酒運転根絶について
運転者の皆さんは
飲酒運転は悪質で重大な犯罪であるとの認識を持ち、二日酔い運転を含め、飲酒運転は 絶対にやめましょう。
同乗者の皆さんは
運転者の飲酒状況を確かめ、二日酔い状態も含めて、酒気を帯びている人には、絶対に運転をさせないようにしましょう。(同乗罪に問われる場合があります。)
家庭では
飲酒運転は悪質で重大な犯罪であること、悲惨な事故やひき逃げにつながる危険な行為であることなどを、家族で繰り返し話し合うなど、飲酒運転を根絶しましょう。
職場・学校では
定期的に安全教育や指導などを行い、飲酒運転根絶の意識を浸透させましょう。
ポスター(飲酒運転根絶ロゴマーク使用)等の掲示や、ハンドルキーパー運動を推進するなど、継続的に安全啓発や注意喚起を実践しましょう。
飲酒場所に車で行かないことや、飲酒後の帰宅手段の確認など、飲酒運転をさせないため、お互いに注意喚起のひと声をかけましょう。
酒類を提供・販売する飲食・販売店の皆さんは
飲酒運転の悪質・危険性や交通事故の悲惨さを呼びかけ、ハンドルキーパー運動を推進し、飲酒運転を根絶しましょう。
飲酒運転をしようとしている者を制止し、タクシーや運転代行の利用を促すなどして、飲酒運転を根絶しましょう。
タクシー・運転代行業者の皆さんは
酒類を提供する飲食店や酒類販売店等と協力して、タクシーや運転代行の利用を働きかけ、飲酒運転を根絶しましょう。
地域・町内では
街頭啓発や町内会の会合、回覧板など、あらゆる機会を通じて、飲酒運転の根絶を呼びかけましょう。
道民の皆さんは
「飲酒運転をしない、させない、許さない、そして見逃さない」を徹底しましょう。
飲酒運転をしている者や、その疑いのある者を発見した場合は、警察に通報しましょう。