~大千軒の美しい自然を子供たちに残そう!!~
大千軒岳は、北海道最南端である白神岬(しらかみみさき)から北へ20kmの直線上にあります。函館方南の松前半島で最も高い山であり、標高は1,072mもあります。
各登山道の入り口について
大千軒岳の山頂に行くための登山道は3ルートあります。
「新道」ルート
松前町と上ノ国町の境界付近にあります。
「旧道」ルート
「新道」ルートの登山道から3kmほど松前町よりになります。
「千軒」ルート
福島町千軒にある奥二股登山口です。
●3コースとも、登山口からの日帰り往復登山が出来ます。
・大千軒岳山頂から千軒平(南側)へ20分程度の地点に千軒清水があります。
※登山される方は登山計画を作成しましょう。
千軒平より頂上を望む
頂上より前千軒岳(南側:津軽海峡方面)
「新道」八合目付近より日本海を望む
(南西:大島、小島方面)
登山会の風景
~季節の植物~
5月上旬
山はまだ雪に覆われていますが、冬の季節風が吹き付ける西斜面は風に飛ばされ積雪が少なく、暖かい年は歩道の地肌がでています。
「新道」側では、カタクリ・ヒメイチゲ・ショウジョウバカマ・ミヤマキンバイなどが日当たりに花をつけ始めます。
千軒平の辺りでも雪がとけ、ミネヤナギの根元では、「ギョウジャニンニク」の芽出しが一斉に始まります。
5月中旬
雪どけの地面が広がり、いろいろな芽出しが日増しに多くなります。
「新道」コースでは、ヤマタネツケバナやノウゴウイチゴの白い花がところどころに見られます。
5月下旬~6月上旬
山の東斜面は残雪がありますが、西斜面のお花畑は一斉に開花時期を迎えます。
エゾノハクサンイチゲ・ミヤマキンバイ・キバナシャクネゲ・フギレオオバキスミレ・オオサクラソウ・カタクリ・ヒメイチゲ・サンカヨウ・シラネアオイ・ミネザクラ・ベニバナイチゴ・ツルシキミなど
6月中旬~7月上旬
お花畑は、いち早く咲いたカタクリやショウジョウバカマの花は、実がなり始めます。
新しい花が開きだして春らんまんになり、見頃の時期を迎えます。
ハクサンチドリ、ミヤマアズマギク、サンカヨウ、シラネアオイ、マイヅルソウ、エンレイソウ、オオサクラソウ、ミヤマキンポウゲ、チシマフウロ、ミヤマオダマキ、ギョウジャニンニク、ノウゴウイチゴ、ウラジロヨウラク、カラマツソウ、タニウツギ、ホテイアツモリソウ、オオアマドコロ、ミネザクラ、ツクバネソウ、コケイランなど
7月中旬~8月上旬
お花畑は夏を迎え、草原の草丈も伸びています。
しかし、8月も半ばになると、すでに秋の気配が漂います。
エゾカンゾウ、イブキトラノオ、ヨツバシオガマ、オクエゾサイシン、ゴゼンタチバナ、ヤマブキショウマ、クルマユリ、ミヤマキンポウゲ、カラマツソウ、ウメバチソウなど