長万部町農業振興協議会による酪農生産に係る学習会が開催されました

令和7年2月18日、渡島農業改良普及センター北部支所地域係と畜産資材販売会社を講師に迎え、長万部町農業振興協議会、及びJA新はこだて酪農生産部会長万部支部の合同学習会が開催されました。

長万部町農業振興協議会加藤隼一会長

長万部町農業振興協議会_加藤隼一会長

渡島農業改良普及センター佐藤係長

講師を務める、渡島農業改良普及センター佐藤係長

開催にあたり振興協議会の加藤隼一会長から、「厳しい酪農情勢が続いている中、少しでも経営内容を良くすることを目的に学習の場を設けた。確保した良質粗飼料を最大限活用し、良質乳の生産につなげられるよう有意義な研鑽の場となることを期待する」旨の挨拶がありました。

学習会では普及センターからは「温暖化により暖地型牧草の導入の動きがあることや3番牧草の積極的な活用」、「粗飼料の品質を把握した飼料設計の基本的な考え方」について情報提供を行いました。参加者らは我が家の飼料作物の栽培状況や粗飼料成分の把握の重要性について理解を深めていました。

また、畜産資材販売会社からは「安全安心な生乳出荷を担保する為のバルク乳自己検査の考え方」について情報提供と検査キットの紹介が行われ、この学習会をきっかけに、地域でのバルク乳の自己検査試行が決まるなど、良質乳生産に向けて、実りある研修会となりました。

普及センターでは、今後も地域課題の解決に向け、生産者のスキルアップにつながるよう支援を継続していきます。

*長万部町農業振興協議会は、【長万部農業の活性化に向けて横断的に課題検討を進め、長万部の将来ビジョンを共有し、課題を解決することを目的に発足した組織】です。

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