
後世に紡ぐ古き良き伝統食
「こうれん」は餅を丸く伸ばして天日干ししたもの。元々は粳(うるち)米を粉にしてもち米を混ぜて練って作っていたことから「粳練(こうれん)」と呼ばれるようになった、郷土の伝統的なお菓子。現在は、もち米のみで作られている。1980年代までは田植え作業がひと段落した6月から7月頃に保存食として多くの家庭で作られており、庭先に簾の上で天日干しする光景は初夏の風物詩となっていた。
地域の農業が米だけの経営から野菜やジャガイモも作るようになってから、農家の空き時間も少なくなり、いつの間にか「こうれん」を作る家庭も少なくなった。江差地区女性部は、古き良き伝統食を後世に伝えたいとの思いで、「追分こうれん」として商品化し35年以上販売している。
新函館農業協同組合 厚沢部営農センター 江差地区女性部
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