
漬物で食べる函館の伝統野菜
函館で栽培されている赤かぶは、自家採種(自ら生産した作物から種子を採ること)して作り続けられてきた在来種で、数少ない函館の伝統野菜である。10月中旬~11月初旬に収穫され、初雪が舞う頃に漬物用として出荷される。漬け込む際に食紅や着色料などを用いなくても、酢と合わせると中の白い部分全体が美しい赤色に変化する。函館周辺では、薄くスライスしたものを酢漬けにする千枚漬けがよく作られる。
「赤かぶ漬け」は色合いが良く、口当たりは柔らか。軽快な歯ごたえと、優しい甘みが特徴だ。春先まで長く保存できることから、代々引き継がれてきた函館の冬の漬物となっている。赤かぶの千枚漬けは、12月から3月頃まで、函館市内のスーパーなどでも販売されている。
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